人見知りで営業がつらい時の対処法【粘るか転職か】

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この記事では、人見知りの人が営業がつらい、という時の対処法を紹介します。

若手営業担当

なかなか成果が出なくてつらい・・・
このまま今の職場で仕事を続けていいのかな・・・

koji

タイトルにも書いた通り、選択肢は「粘る」「転職する」のいずれかです。

個人的にはある程度の成果が出るまでは粘るのがおすすめです。
その方が自信になりますし、自分の経歴として、周りからの印象もよくなるからです。
参考になる先輩を見つけて、その人を参考にしつつ自分の営業スタイルを見つけましょう。

ただ、今の会社がいわゆるブラック企業だったり、仕事上良く絡む上司がクソであれば、さっさと転職活動を始めたほうが良いです。
現在所属している会社は、なんだかんだ理由をつけて長時間の残業を強制してきていませんか?
上司や経営層がめちゃくちゃな暴言や人格否定をしてきていませんか?
これらに当てはまる場合は、その会社にいてもいいことはありません。

粘る場合も、転職活動を始める場合も、それぞれメリット・デメリットがあります。
この記事を参考に、立ち回りを検討しましょう。

それでは解説します。

この記事の信ぴょう性
  • 開発職7年目(現在上場企業のプロジェクトリーダー)
  • 営業職5年経験(最終的に営業拠点責任者)
  • 開発でも営業でも派遣・受託開発・パッケージ製品導入など
    様々な案件の経験あり
  • ちなみに写真は嫁さん
    記事書いてる人はもっとぽっちゃりしてる
目次

その1:粘る

人見知りでも営業はできる

私自身、結構人見知りする方ですが、イコール営業に向いてない、というわけではないと思っています。

私の場合、最初に受注できるまではかなりつらかったです。
派遣、SESの案件を先輩社員に譲ってもらったことはありましたが、アサイン後に譲ってもらってもほぼほぼ何もしてないので、実質自分の評価にはなりません。

koji

初めて自力で受注できたのは営業に異動して7カ月経ってからでした。
同期がおらず先輩社員だけだったこともあり、かなり肩身が狭かったですね。。

商談で顧客と会うときは、冬でも変な汗をかいてしまい、ハンカチが手放せませんでした。
社長が営業にがっつり口出ししてくるタイプのベンチャー企業だったので、毎朝社長にボロくそ言われてつらかったです。

そんな私でも、一度受注出来てからはうまく立ち回れていたと思っています。
一時は社内のトップ営業にもなれました。

何を伝えたいかというと、人見知りでも営業はやれるということです。

一度受注できるまでは、営業活動の質を高めつつ、打席数(営業する回数)を増やすしかありません。
いろんな所でよく言われることですが、これは事実だと思います。

営業のうまさとは別に、顧客のニーズと自社の商品がマッチする引きの良さ、運の要素もあります。絶対に。
なので、営業では数をこなすことも大切です。

営業の質については、周りに優秀で参考になりそうな社員がいれば、その人の商談に同席させてもらったりいろいろ質問してみたりするとよいですよ。

優秀な営業は、確実に自分の型を持っています。
その型は少なくともうまくいっている実績があるので、試しに真似してみるのがよいです。
もしあなたに合っていなくても、工夫することで自分なりにベターなやり方が見つけられるかも。

優秀な営業の真似をしよう

持論ですが、優秀な営業には2種類いると思っています。

「人懐こくて、顧客に気に入られる営業」と「ロジカルに考えて顧客からの信頼を勝ち取る営業」です。

自分はどちらでもない、という人は、どちらの手法も取り入れてみるといいですよ。
必ず自分に合ったやり方があります。

トークスクリプトはもちろん、身だしなみや商談中のちょっとした行動など。
身近にいる優秀な営業マンを観察して、まずはその人がやっていることをそのまま真似してみましょう。

人懐こくて、顧客に気に入られる営業

前者は、商談を通じて顧客と対話していく中で、様々なテクニックで顧客との距離を詰めていきます。

若手ならでばの勢いを武器にぐいぐい行って関係構築するタイプや、良し悪しは置いておいてルックスを武器に関係構築する営業をしている人もいます。

ベテラン社員でも、巧みにアイスブレイクして信頼を勝ち取る営業の人もいますよね。
巧みじゃなくても、親しみやすい空気感をだして顧客と仲良くなる、なんか憎めない人、みたいな人もこのタイプです。

人見知りでもこれがうまい営業もいます。

余談ですが、通信キャリアの営業は陽キャな感じの人が多く、このタイプの人が多い印象です。
※一緒に営業したことのある個人の感想です。

ロジカルに考えて顧客からの信頼を勝ち取る営業

後者は、顧客との商談を戦略的に進めて、必要なところで顧客の求めるものにマッチする提案を行い、信頼を勝ち取る営業です。

私の周りで成果を出している優秀な営業はこのタイプが多かったです。

人見知りな人の中には、人間観察に秀でる人が多いようです。
みんながみんなそうではないですが、確かに周りの目を気にするため、よく人のことを見ている気がします。

それを営業に活かして、顧客のニーズを読み取り、提案に紐づけることで信頼を勝ち取ってクロージング、受注に漕ぎつける訳ですね。

相手(顧客の業務など)に興味を持って、いろいろ質問することで、顧客からは一緒に課題解決に向けて考えてくれているように見え、印象が良くなります。

ロジカルに考えるのが苦手な人も、この色々と質問をしてみるのはおすすめです。
的外れな質問をしすぎると顧客の印象が悪くなってしまうので気をつけないといけませんが、その辺りは数をこなして感覚を掴むとよいです。

最初は数をこなすしかない

初めはどうすればいいか判らずに、顧客担当者と話しても会話がかみ合わなかったり、手ごたえがないことが多いと思います。

顧客のニーズと自社の商材が合ってなかったりすると、かなり担当者にぞんざいに扱われたりしますし。
そもそも手ごたえがあったかどうかもわからないこともあります。

私が初めて受注できた時も、顧客と商談したタイミングが良かったから受注できただけで、実力云々は関係なかったように思います。

一度受注出来て、何となく自分のスタイルができたら、ずいぶんやりやすくなりました。
受注できたことが自信になっているため、この方法で良いのか迷うことも減りました。

後から後輩営業と一緒に営業周りしたりして気づいたことですが、一度も受注出来ていないと自信が持てず、それが商談中の顧客からもわかってしまいます。
人見知りとは違う、焦りや不安みたいなものがわかってしまうんですね。

その状態を解消するには、数をこなして成功体験を経て自信をつけるしかありません。

退いて、媚びて、省みることが大切

某聖帝さまが全く逆のことを言っていましたね。

ここまで書いてきた通り、営業では

退いて(前だけ向いててもメンタルがもたない)
媚びて(お客さんと仲良くなって)
省みる(反省点があれば、トークスクリプトを見直すなどして営業の質を上げる)

ことが大切です。

人を惹きつける強烈なカリスマ性があれば話は別かもしれませんが、それがない場合は地道に頑張っていきましょう。

ただ、本当に頑張っても成果が出ない人もいるかと思います。
成果を出せないと周りからの圧を感じてしまい、辛いと思います。

頑張ってダメだった場合は向いてないと判断して、社内で別部署に異動をお願いするか、転職を考えるのもありでしょう。
誰にだって得意・不得意がありますから、その職場で結果を出すことが全てではありません。

その2:転職

koji

転職も立派な選択肢ですね。

営業で経験した顧客との折衝で培ったノウハウは必ず他の業種でも役に立ちます。

例えば、システムエンジニア職。

SEではプログラミングや設計を行いますが、顧客との折衝や開発チーム内でのコミュニケーションもかなり大事です。
突き抜けた技術を持つエンジニア以外は、コミュニケーション能力の方が重要視されるくらいです。
営業活動を通して経験・学習した相手の話を聴く力、相手に自分の考えを伝える力が役立ちます。

例えば、採用職。

与えられた採用目標を達成するためにリクナビ、マイナビなどのメディアやエージェントを活用するのですが、
担当者との折衝が発生するために、どういった戦略で、どういった人材を採用したいのか、適切に伝える能力が必要です。
また、面接の際には相手を観察し、求める人物像にマッチしているか見極める能力も必要でしょう。
これらは、営業活動を通して経験したものが活かせるはずです。

この他の商品企画や経営企画といった職種でも活かせる部分があるくらい、営業職でビジネスにおける汎用的なコミュニケーション能力を鍛えることができています。

もちろん、今の会社の職場環境が嫌、という場合は営業職で転職先を探すのもよいでしょう。

一度エージェントに登録して、担当者に相談してみると視野が広がります。

転職エージェントがおすすめの理由は、転職エージェントが、転職に関するあなたが知らない情報を持っているからです。

エージェントが自分の希望に合った会社の情報を知っているため、転職用のメディアで一から企業を探す必要はありません。
また、経歴書や面接の攻略法を相談することもできます。

転職に慣れていない人ほどエージェントを有効活用するべきですよ。
転職活動でかかる負担を軽減できるメリットもあるので、時間を確保するのが難しい人にもおすすめです。

転職活動の効率が全然違ってきますよ。

私自身、最近転職活動を行っていました。
その時の記録と、これまで採用関連の業務経験をまとめた記事がありますので、参考にどうぞ。

一通りの転職活動の流れと、転職活動のコツが詰まっています。

まとめ

以上、人見知りで営業がつらい時の対処法でした。

個人的には、初めにも書いた通り、ある程度粘ってみることで成功体験を得ることが一番良いと思っています。
その方があなたにプラスが大きいことは間違えありません。

ただ、現在の所属企業がブラック、自分に合わない、といった場合は転職先を探した方が良いです。
よりよい環境を求めて、アクションを起こしましょう。

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この記事を書いた人

30代。
元営業職で拠点責任者を務めた後、エンジニアにジョブチェンジして現在プロジェクトリーダー
ちょっと(だいぶ)ふっくら。
嫁さん大好き。
貯金を頑張りたい。

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