プロジェクトメンバーがやる気がなくて困ってます
ホウレンソウもまともにしてくれないし、指示した内容の仕事をしてくれない!
プロジェクトメンバーにこんな不満を持ったことはありませんか?
わたしはあります(´・ω・`)
イライラすることもあります。
マネージャとしてプロジェクトにアサインした際の、うまくいかないときの私の考え方を紹介します。
結論としては、コミュニケーションが不足している部分が絶対にあるので、しっかり対話をすることが大事だと思っています。
もちろんですが、メンバーを怒ったりしてもいいことはありません。
何ならメンバーによっては委縮してしまったりコミュニケーションが更に減ってしまい、悪循環に陥ってしまいます。
特に最近はテレワークが増えてチーム間のコミュニケーションが希薄になりがちですよね。
マネージャーとしては、適切に必要なコミュニケーションをとるための仕組みづくりが大切です。
メンバーが期待通りの行動をしないのは、仕組みがないのが原因
プロジェクトメンバーが指示通りに動いてくれない!という場合は、プロジェクトメンバーと適切なコミュニケーションをとれていない可能性があります。
説明した内容をメンバーがきちんと理解しているか、自分がうまく伝えられているか考えてみましょう。
コミュニケーションが不十分なのであれば、仕組みづくりが十分か確認します。
具体的には以下のような仕組みづくりが十分か確認します。
- 指示の内容に不明点があれば質問する旨を文章化して共有
- 日報(週報)で作業内容の進捗を報告するルール作り
- 少なくとも週次で各メンバーとのコミュニケーションをとる時間を作る
- 「タスクがなくなる前に報告する」等のルールを設定する
この他、メンバーとの間で誤認が多い場合は、指示する際に展開する仕様書の内容についても曖昧な記載がないか確認するとよいでしょう。
ミーティングを頻繁に行うのは良くない
プロジェクト内でのコミュニケーションは必要ですが、
チーム全体でのミーティングを頻繁に行うのは時間の無駄になっている可能性があります。
特に、各メンバーの作業の進捗報告を行う場合は、参加者が多いと報告者以外は聴く必要がない場合も。
考えずに惰性で定期的に実施しているのであれば、一度「そのミーティングは必要か?」を考えましょう。
自分以外の、他メンバーの作業進捗を把握しておいた方が良いケースもあるかと思いますので、
あくまで何も考えずに無駄にメンバーの時間を使っていることがない様に気をつけましょう、くらいのニュアンスです。
プロジェクトメンバーの中には、「自分に割り当てられたタスクを完了させること」が自分のミッションと考える人が多いです。他メンバーの進捗を聞くミーティングは余計な時間と考えている人もいます。
全体ミーティングを定期的に開催するなら、初めにその目的を説明した方が良いですね。
説明をしないで、「そんなことくらい察しろ」という考え方は、個人的にはあまりよろしくないと考えています。
他メンバーの作業進捗は課題管理ツールで確認する、でもOK
システム開発のプロジェクトでは、基本的にRedmineなどの課題管理ツールを使用しているところが大半だと思います。
プロジェクトのチームの方針としてメンバーに当事者意識を持ってもらいたい、といった思いがあれば、ガントチャートを用いるなど、ぱっと見の視認性を良くしたうえで、他メンバーの作業進捗も目を通すように説明しておくのが良いですね。
説明していないと、自分のタスクしか見ないメンバーもいると思いますので、プロジェクトの初期に作りたいチーム像をメンバー間で共有できるといいですね。
個別にコミュニケーションをとって、必要なら具体的な指示を
「メンバーは仕事が遅いから自分でやればいい」はダメ。なるべく作業を割り振るのがマネージャの仕事です。
そうしないと、メンバーの成長が望めません。
会社員としてプロジェクトにアサインする場合は必要な考え方だと思っています。
「チームを成長させること」がマネージャーのミッションの一つですので、
私の意見としては、直接の自分の評価指標になっていなくても考えておくべきです。
もちろん納期や品質の方が優先される場合が多いので、バランスが大事です。
フリーランスとしてアサインする場合は、個人のパフォーマンスを出した方が評価される場合も多いと思うので、ケース次第ですね。
所属企業に問題があるなら、転職を検討してもいいかも
もしプロジェクト内でのコミュニケーションが不足する原因が会社にあるのなら、転職を考えたほうがいい場合もあります。
例えば以下のような場合です。
- 企業文化が合わない
- PMOとの考え方の乖離が大きい
- 社内で自分に対する悪いイメージが定着してしまっている
状況を変えるために大きなエネルギーを使うより、転職に時間を使った方が自分にとってプラスになる場合もあります。
転職エージェントに相談してみると、自分の市場価値を把握できますし、自分のこれまでの経験に合う求人を紹介してくれます。
少しでも興味があれば、アクションを起こしてみるのがおすすめです。
まとめ
ちなみに、私の考え方のベースとして、アサインされたメンバーで最大のパフォーマンスを発揮するためのチーム構築が大切だ、というものがあります。
この考え方は、チームメンバーのフォローアップといった教育の側面に比重を置いたものです。
プロジェクト運営では、チームとしての成長は度外視して納品するために必要なもの以外は全て排除し、効率を突き詰める考え方が必要とされる場合もあるので、必ずしもこの考え方が正しいわけではありません。
方針の一つとして参考になれば幸いです。