現場行くときの面談、嫌ですよねー
私はちょっと人見知りなので嫌です。
この記事では、なるべくサクッと現場を決めるためにやるべき面談に向けての準備、マインドについて紹介します。
そんなに色々ありません、準備は大きく2つだけです。
最近はzoomなどを使用した対面でない面談も増えていますが、考え方は変わりません。
前置き
この記事は、新卒・若手から中堅くらいのSIerや派遣会社所属・フリーランスで面談に苦手意識がある方向けに書いています。
基本的に参画時の面談なんて、案件の切れ目でしか行わないので苦手意識のある方が多いと思います。
この記事を読むことで、客先面談に臨む際の準備をルーチン化でき、面談NGの際の考え方を明確化することができます。
これは個人的な考えですが、客先案件参画時の面談に多くの時間をかけるのはもったいないと思います。
スキルアップ等の自己投資の時間や、自由にできる時間を増やすためにも、面談時の準備や心構えを明確にしておきましょう。
この記事の信ぴょう性
- 開発職7年目(現在上場企業のプロジェクトリーダー)
- 営業職5年経験(最終的に営業拠点責任者)
- 開発でも営業でも派遣・受託開発・パッケージ製品導入など
様々な案件の経験あり - ちなみに写真は嫁さん
記事書いてる人はもっとぽっちゃりしてる
この記事を書いている私は、エンジニア、派遣案件の営業をそれぞれ4年以上経験しています。
派遣営業をしていたころは基本的にエンジニアの面談に同席していたため少なくとも200件以上参加していますし、自分がエンジニアとしてアサイン予定の面談は新卒時の面談1回を除き、すべてOKをもらっています。
では、準備編から行きましょう。
準備編
面談実施の話が来たら、どんなに時間がなくても次の2点だけはやっておきましょう。
営業担当者に案件についてヒアリングする
「今度〇月〇日に面談あるから準備しておいてね」といった話が営業担当から来たら、営業担当にできるだけ案件の詳細を聞きましょう。
- 使用する言語、DB、開発環境、ツール等
- 案件の規模、スケジュール、途中からのアサインになるなら現在のフェーズ
- 自社の社員がいるか、いるなら同じチームにアサインされるか
ここで色々聞いておく意図は、「外れた準備をしないため」です。
案件の情報を事前に聞いておけば、不安も多少は減りますしね。
とはいえ、営業担当も案件についてほとんど何も知らない場合もあるので、聞けなくても焦る必要はありません。
聞けた場合は、関連技術についての質問があるかもしれませんので、通勤中などの隙間時間で軽くググっておきましょう。
スキルシート(経歴書)の更新
スキルシート(会社によっては名称は違うかもしれません)の更新についても依頼が来るかと思います。
スキルシートの内容は結構大事で、ある程度経験豊富なエンジニアであればスキルシートを見ただけで概ねOK、面談はしなくてもいいかーみたいな展開もありますが、この記事を読んでいる方はそんなことはないと思います。
テンプレートは所属する会社によって異なると思いますが、過去の案件のこんなところを整理して、なるべく書いておきましょう。
- 使用した言語、DB、開発環境、ツール等
- その案件で何をやったか
- どんなことをできるようになったか、学んだか
上記を書いておく意図は、読んだ人からの質問をある程度絞り込むことにあります。
発注側として面談に参加するマネージャは基本的に、「自分の案件に関連する質問」「スキルシートの記載内容」から質問する内容を考えます。
スキルシートに興味を引く単語を散りばめておくことで、質問に対して効率的に準備しておくことができます。
あとは、面談当日に自己紹介を求められるケースがあるので、どんなことを話すか簡単に考えておきましょう。
基本的にスキルシートに書いた内容を少し膨らまして話すようにしましょう。
ただ書いてあることだけを読み上げるのはよろしくありません。
「テストフェーズ以降に手戻りが多く発生してしまって大変だった」「使用していたフレームワークが特殊だったのでキャッチアップに苦労した」など、なんでもかまいませんので、自分の言葉で話すイメージをしておけるとよいですね。
スキルシートに書くことがない場合
研修が終わったばかりの新卒など、スキルシートに書く内容がない場合は、研修や独学で作成したプログラムについて記載しましょう。
その場合は、「どんなプログラムを作成したか」「そのプログラム作成を通して何を学んだか」等、回答できるようにしておきましょう。嘘はない程度で、こじつけで全然かまいません。
面談当日編
面談当日のポイントについては、小手先のポイントが多いですが、意識しておくだけで全然ちがいます。
気負いすぎる必要はない
いきなり精神論でアレですが、結構大事なことです。
求めているエンジニア像について、面談実施時点で営業が把握していないケースはそこそこあります。
特に商流が深い場合にありがちですね。。。
面談に行ったところ、発注側はもっと上級のエンジニアを求めていた。。。なんてこともあるわけです。
基本的に、NGだった場合も発注側と求めるエンジニア像が違っただけなので、気にしないでOKです。
※商流ってなんぞや?って気になった方は、この記事でちょこっと触れています。
質問に対して、ずれた回答をしないようにしよう
緊張していると難しいですが、かなり大きな要素だと思っています。
要求するエンジニアのレベルがかけ離れていない限りは、質問に対してしっかり受け答えができているかを見られていると思った方がよいです。
逆に言えば、ここさえできていればOKをもらえる確率が格段にあがります。
意味のわからない質問をされた場合は、「それは、こういう質問ということでよいでしょうか」などと質問の意図の擦り合わせをしましょう。そのうえでわからない場合は、はずれた回答をしてしまうよりは「わかりません」と言ってしまった方がよいです。
自信がない場合は、質問された際に一度内容を咀嚼して、回答内容を整理するように意識しましょう。
NGをもらった際は
あまり気は乗らないかもしれませんがどうしてNGだったのか、考えてみましょう。
NGだった理由は大きく次のいずれかです。
- スキルレベルは合致していたが、質問の受け答えができていなかった
- 求めていたエンジニアとしてのスキルセットが違った
- 求めていたエンジニアとしてのスキルレベルが違った
- その他(すでに定員が埋まってしまっていた等)
わからない場合は担当営業に聞けるなら聞いた方がよいです。
多くの面談に参加してきた私の印象としては、技術力は全然問題なかったのに、面談の受け答えがうまくできずに、普通にできることでもできないと判断されてしまうことが多くて、とてももったいなく思います。
見直す点があれば、次回に活かして、面談OKをもらう確率を上げていきましょう。
まとめ
以上、派遣・SES案件の面談についての攻略法をお届けしました。
攻略法といっても普通のことしか書いてませんよねw
最後に本当に小手先のテクニックを。とにかく面談でOKをもらいたい場合は、案件の情報を事前になるべく集めておきましょう。必要な技術について事前に聞いたうえで調べておいて、面談当日では知ってる感を出すか、もしくは勉強してるからある程度は知識があることをアピールしましょう。
本質的ではないですよね。しかし、これがまかり通ってしまうのが派遣・SESの面談なのです。発注側も面談だけで能力を見抜けるわけではありません。
そんなことをするとアサイン後にキャッチアップが大変かも、などと思うかもしれませんが、結果的に面談に時間をかけるよりは自分のスキルアップのための時間に使えるので、こちらの方がプラスになることが多いです。
面談はなるべく少ない回数でOKをもらえるようにしましょう!